株式会社ツールではファシリティーマネージメントや複合商業施設のデザイン設計、トータルオフィスプランニングを行っております。

快適空間

image

生活の質や心の充実といったものへの関心が高まる中、それらを大きく左右する居住空間へのこだわりには、近年目を見張るものがあります。一日の3分の1以上をすごすオフィスもまた、例外ではありません。

オフィス環境の向上は、きわめて効率的な経営手段とも言え企業イメージ、社員モチベーションの向上へとつながります。また、オフィス空間には多くの要素が絡み合っており、これら一つ一つの要素をとりまとめ、システム化することにより、知的生産性とコスト性が向上し、快適なオフィスが実現します。

オフィスのリニューアルに際し、ポイントとなるものをあげてみましょう。

  • 拡大するパソコンネットワーク環境に対応するインフラ整備
  • フリーアクセスフロア、IT対応家具による配線処理
  • 将来の機器の増加に応じた電源容量の確保
  • セキュリティの確保
  • 地震 火災等の災害対策
  • 組織変更に柔軟/迅速/低コストに対応できるレイアウトやネットワーク
  • リフレッシュ 喫煙への配慮
  • エゴノミクスデザインの家具による快適な執務空間
  • 加速するIT化においてのコミュニケーションのあり方

オフィスへの家具の施工を得意とするTOOLでは、特に家具とそのレイアウトが人間に与える影響について考えてみたいと思います。

line

Furniture relates to working spaces?

執務スペースや家具などの物理面、音・色彩といった感覚面、空調・照明などの環境面。この三要素をバランスよく整えることで、仕事の効率がアップする理想のオフィスが完成します。その物理面でもっとも重要な家具。
1日の大半をチェアに座った状態で過ごすオフィスワーカーにとって、その座り心地はもっとも重視したいポイント。長時間座っていても腰や背骨に負担をかけない椅子が理想です。
理想の姿勢は、深掛け直立/後傾の状態といわれています。しかしながら実際のワーカーが、この着座位置・姿勢でいる時間は3割にも満たない時間です。
人が座るとその位置や姿勢に合わせて座面と背もたれが動き、座った人の腰をしっかり支える。着座後の着座位置、姿勢の変化にも自動的に追従し、調節の必要がない椅子。これが理想のオフィスチェアだといえます。
従来の無機質なグレー一色のオフィス家具から働くための人間工学をふまえたカラフルな理想の家具を選びリニューアル。そんなプロジェクトにTOOLは多く携わってきました。家具がその後のワーカーの会社に対する企業イメージやモチベーションを左右し、また日々の作業効率を上げるのは言うまでもありません。 

line

What is the most important? = communication

ITの進化とともに、重要視されているコミュニケーションの場。ここでの「場」とは、物理的なスペースを指すのではなく、時間と空間を共有することであり、人と人との関係が成り立つときの「場」です。そのような視点から「コミュニケーションの場」として重要視されてきているミーティングスペースが、オフィスの中でどのようにかたちづくられ、ビジネスに活用されているのでしょうか?「三人寄らば文殊の知恵」のとおり、複数の異なる考え方、アイデア、志向などを取り入れながら、クオリティを高めるのがベストといえるでしょう。
一人だけの発想では得られないものを複数で出し合い、問題を解いていくことが大切です。

近年、会議室やミーティングスペースでのフォーマルなコミュニケーションだけでなく、リフレッシュルームや通路スペースなどでのちょっとした会話などによるインフォーマルなコミュニケーションもプロジェクトの成功には必要な要素のひとつ。
こうした偶発的なコミュニケーションを促進させるプランは、各企業それぞれに工夫されています。自然なコミュニケーションを目指し、ミーティングテーブルやカウンターテーブルを各所に設置したレイアウト、デスクパネルを取り払ったデスクプラン、ワーカーの利用頻度の高いコピー機まわりのマグネットスペースの活用、執務からミーティングまで自由な組み合わせが可能なレイアウトが、実用的なコミュニケーション促進策です。
いずれも、人がなんとなく集まりやすい場、リラックスできる場、自由度の高い場などが基本。また、その場に集まったメンバーが共通認識できるPCやプロジェクター、ホワイトボードなど、ビジュアルとして即時記録できるツールが装備されると、より多様で便利な使い方ができます。

オフィスにとって、何が一番重要か

たとえば、よくある大会議室を想像してみてください。
重厚なテーブルと椅子、そこに整然と並んで座るオフィスワーカー。果たして、そこは、よりよい意見やアイデアが生まれる環境と言えるでしょうか。
一般的なオフィスの会議室では、 人間は思っていることを充分に口にできないと言われています。

そんな人間の根本的な部分に目を向けながら、その問題を解決できるデザイン空間。
もっと家庭にいるようにリラックスできるスペースがあってもいい。 そこがそのまま会議室になってもいいのではないでしょうか。 オフィスワーカーがやるべきことを、有意義にやりとげるために、何が重要で、何がいらないのか。それをしっかりと見極めると、オフィスは、新しい頭脳をもって動き始めます。